個人用火災保険には、様々な特約をつけることができます。
特約という言葉が固くて馴染みが浅いかもしれませんが、「オプション」と言い換えると分かりやすいと思います。
主契約に追加するもので、単独で契約できない保険を指します。
今回は、損保ジャパンの個人用火災保険総合保険の特約についてまとめてみました。

1.携行品損害特約
被保険者の居住の用に供される建物(物置、車庫その他の付属建物を含みます)外において、
被保険者所有の身の回り品について、偶然な事故により損害が生じた場合に補償されます。
◼︎事故例
通勤途中に駅の階段で転んでしまい、バッグを破損してしまった場合
2.個人賠償責任特約
日常生活において、自分自身や家族が他人に怪我を負わせてしまったり、他人の物を壊してしまった結果、
法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償します。
◼︎事故例
デパートで陳列されている商品をうっかり壊してしまった
3.施設賠償責任特約
建物の欠陥や業務上の過失によって生じた偶然な事故により、他人に怪我を負わせてしまった場合。
また、他人の物を壊し他結果法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償してくれます。
◼︎事故例
賃貸マンションの建物の壁が崩落し、駐車中の車を傷つけてしまい、法律上の損害賠償責任を負ってしまった場合
4.類焼損害特約
お住まいの失火で、近隣の住宅や家財を延焼してしまった場合。
法律上の損害賠償責任がなくても、近隣の住宅や家財を補償する特約です。
◼︎事故例
自宅から出火した火事が原因で、隣の家にも火が燃え広がってしまい、全焼してしまった場合
5.建物電気的・機械的事故特約
保険対象である建物に不可された空調設備、電気設備、給排水・衛生設備、消化設備、昇降設備、厨房設備、駐車機械設備などについて、
電気的・機械的な事故により損害が生じた場合に補償します。
◼︎事故例
点検操作時に異常着火して、配線が焼きついて故障してしまった
6.地震火災特約
地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災で、建物が半焼以上、
または保険の対象である家財が全焼した場合は、地震保険、主契約の地震火災費用とあわせて、
「地震火災50プラン」では最大で火災保険金額の100%、
「地震保険30プラン」では最大で火災保険金額の80%まで補償してくれます。
◼︎事故例
地震を原因とする火災で、建物が全焼してしまった場合
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人用火災総合保険の特約は、主契約に追加してオプションとして契約ができます。
特約は、保険会社によってさまざまな種類があり、商品によって付帯できる特約にも制限や違いがありますので、保険屋さんに必ず確認しましょう。
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