同じ木造住宅でも、建物の構造によって火災保険料が変わります。
それぞれの構造別の特徴についてまとめてみましたので、火災保険をこれから選ぶ方は参考にしてみてくださいね。
1.火災保険は、燃えにくいほど保険料が安い
火災保険の基本的な考え方ですが、燃えにくい建物ほど保険料が安くなります。
つまり、火災が起きても燃えにくい、コンクリート構造や鉄筋作りの建物の方が保険料を安くおさえることができます。
物件の構造によって、火災保険料に差がありますので、自分の家の構造タイプを知っておくことが大切です。
2.木造の中でも「T構造」「H構造」の違いについて
T構造とは、耐火構造のことで、
H構造とは、非耐火構造のことを言います。
一般的な木造住宅の場合は、H構造に分類されるのですが、
省令準耐火建物や、鉄筋造住宅などの戸建住宅は、T構造の扱いとなります。
火災のリスクの大小を表しますので、火災保険の業者はこの階級を参照して火災保険を決めます。
ちなみに、T構造になると、H構造に比べて保険料を半額近くに抑えられることもあります。
3.M構造って何なの?
もう一つ、M構造もありますが、これは「マンション」のMなんですね。
M構造は、共同住宅であることが条件に含まれますので、
一戸建て住宅がM構造に分類されることはありません。
M構造 | マンション構造 |
T構造 | 耐火構造(鉄筋造、コンクリート造住宅など) |
H構造 | 非耐火構造(一般的な木造住宅など) |
と、H構造が最も高くなります。M構造 < T構造 < H構造構造別の火災へのリスクの高さはちなみに、火災のリスクはM構造がもっとも低いので、
はじめにも書かせていただいた通り、
火災保険料は、建物が燃えにくさによって変わりますので、
保険料も
M構造 < T構造 < H構造
という関係になります。
4.わからないときは専門家に相談しよう
解説させていただいた通り、火災保険料は建物の構造によって変わりますので、「構造判定」は非常に重要なポイントです。
マンションはM構造!など、明確であればよいですが、戸建住宅は見た目が木造でも、
実は、省令準耐火建物に該当する場合もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
H構造、T構造、それぞれの構造の違いと、
リスクに対する火災保険料の関係について書かせていただきました。
構造判定をする建物の資料を保険屋さんに見てもらうことで、
どの保険料に該当するのか判断してもらうこともできます。
地元の保険屋さんなら、書類を持って調べてもらえるので、気軽に相談できますね^^
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