新築マンションを購入した場合の、保険選びはどのように進めていらっしゃいますか?
住宅ローンを契約した銀行や不動産会社さんからの勧めで、火災保険を勧められるケースが多いです。
5年・10年の保険料を一括でお支払いする場合、保険料が数十万になることもありますので、新築マンションを購入するときの大きな出費の中の一つです。
生命保険と同じで、自分に必要な保障内容を選択して、また保険料を比較することも大切な要素です。

「火災保険」は、火災の保障だけではありません
「火災保険」というだけに、「火災」の保障だけする保険と思われる方がいらっしゃいますが、
火災保険は、ゲリラ豪雨などで浸水してしまった場合の「水災」、台風によって屋根が飛ばされるなどの「風災」、鍵を破壊されて家のモノが盗まれたのを保障する「盗難」など、保障の範囲は住宅全般に及びます。
万が一何か被害を受けた場合に、生活に支障がでるような自然災害や事故へのリスクに備えて加入するのが一般的です。
では新築マンションを購入した場合に、必要な保障内容はなんでしょうか?
新築マンションに必要な保障内容
「火災保険」というだけに、「火災」が起こった場合の基本保障は外すことができません。
火災以外に、落雷、破裂・爆発についても同時に保障されます。
「水漏れ」の保障もマンションの保険選びでは重要になります。
上の階からの水漏れや、自分のお部屋の給排水設備からの水漏れ事故を保障してくれます。
「個人賠償責任」保障は、例えばお風呂の水の止め忘れで下の階に水が漏れてしまった時に、損害賠償をカバーしてくれる保障です。
マンションの管理組合が一括で加入している場合もありますので確認してみましょう。
立地条件によって加入を検討する必要がある保障
「水災」は、ゲリラ豪雨などで浸水の可能性がある地域の場合は備えが必要です。
一般的には3階以上であれば加入する必要はないと言われています。過去に、水災で浸水が起きたことがある地域か確認しておきましょう。
台風や竜巻の発生に備えた「風災」は、建物自体や家財への損害を保障してくれます。
家財が被害を受ける心配がない場合は、外しても良いと思います。
雪の降る地域、また過去に雪で被害が出たことのある地域では「雪災」の保障も検討しておきましょう。
「風災」と同じく、家財の保障は被害を受ける可能性にあわせて選択しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新築マンションの火災保険の選び方についてまとめてみました。
マンションの火災保険は、必要な保障を自分で選択してカスタマイズすることができます。
立地条件や地域の自然環境を事前に調査して、必要な保障を選んでいきましょう。